(PHP 4 >= 4.3.0, PHP 5)
ftp_nb_get — FTP サーバからファイルを取得し、ローカルファイルに書き込む(非ブロッキング)
ftp_nb_get() は FTP サーバからリモートファイルを取得し、 それをローカルファイルに保存します。
ftp_get() との違いは、この関数が 非同期処理でファイルを取得するということです。そのため、 ファイルをダウンロードしている最中に別の処理を行うことができます。
FTP 接続のリンク ID 。
ローカルファイルのパス(ファイルがすでに存在する場合、上書きされます)。
リモートファイルのパス。
転送モード。FTP_ASCII または FTP_BINARY のどちらかを指定する必要があります。
ダウンロードを開始する、リモートファイル内の位置。
FTP_FAILED、FTP_FINISHED あるいは FTP_MOREDATA を返します。
例1 ftp_nb_get() の例
<?php
// ダウンロードを開始する
$ret = ftp_nb_get($my_connection, "test", "README", FTP_BINARY);
while ($ret == FTP_MOREDATA) {
// 何かお好みの動作を
echo ".";
// ダウンロードを継続する…
$ret = ftp_nb_continue($my_connection);
}
if ($ret != FTP_FINISHED) {
echo "There was an error downloading the file...";
exit(1);
}
?>
例2 ftp_nb_get() でダウンロードを再開する
<?php
// 開始
$ret = ftp_nb_get($my_connection, "test", "README", FTP_BINARY,
filesize("test"));
// あるいは: $ret = ftp_nb_get($my_connection, "test", "README",
// FTP_BINARY, FTP_AUTORESUME);
while ($ret == FTP_MOREDATA) {
// 何かお好みの動作を
echo ".";
// ダウンロードを継続する…
$ret = ftp_nb_continue($my_connection);
}
if ($ret != FTP_FINISHED) {
echo "There was an error downloading the file...";
exit(1);
}
?>
例3 ftp_nb_get() を用い、ファイルの 100 バイト目以降から ダウンロードを再開する
<?php
// 自動シークを無効にする
ftp_set_option($my_connection, FTP_AUTOSEEK, false);
// 開始
$ret = ftp_nb_get($my_connection, "newfile", "README", FTP_BINARY, 100);
while ($ret == FTP_MOREDATA) {
/* ... */
// ダウンロードを継続する…
$ret = ftp_nb_continue($my_connection);
}
?>
上の例では、newfile のサイズは FTP サーバ上の README より 100 バイト小さくなります。なぜなら ダウンロードの開始位置を 100 バイトずらしたからです。 もし FTP_AUTOSEEK を無効にしなければ、 newfile の最初の 100 バイトは '\0' で埋められます。